JICA海外協力隊と足球彩票立大学のコラボ企画「ランチタイムに、世界に触れる。CAF? EVENT JICA協力隊の体験談」の5回目は、ケニアへ「コミュニティ開発」隊員として派遣された川畑達郎さんとGlobal Loungeをオンラインで繋いで、お話を伺いました。
川畑さんが派遣されたのは、アフリカ東部の国ケニアです。彼はまず、ケニアがどこに位置するかをクイズ形式で参加者に問い、スワヒリ語と英語が公用語であることや雨季と乾季のある気候などの基本情報に続いて、国旗の色が意味するものや生活水準の格差が大きいといった経済状況などについて説明してくれました。
次に、隊員が現地の子供たちと会った瞬間にダンスで意気投合するシーンがモニターに映し出されると、隊員として活躍する人にはコミュニケーション能力が高く、得意分野や特別なスキルのある人が多い、と川畑さんは自らの経験を語ってくれました。
「コミュニティ開発」隊員としての現地での活動は、農業と教育の二つの柱を軸に行われました。農業については、子供の頃から農作物の栽培を学ばせ継承させていくことを目的とした「農業クラブ」の運営に携わり、一方、教育に関しては、現地の小学校を訪問して日本文化を紹介したり、日本の学校とスカイプで交流したりと工夫を凝らしたとのことです。
質疑応答では、現地の学校そのものに派遣されるには教員免許状が必須であること、学校で日本のことを学ぶ機会がほとんどないケニアだが、日本人サッカー選手の名前を知っている生徒が多いということがわかりました。
30代でキャリアの棚卸のためにJICA海外協力隊に入隊したという川畑さんは最後に、自らの可能性を確かめたい、または自分を変えたい人に是非、隊員を目指してほしいと参加者にエールを送りました。