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「高度グローバル人材育成プログラム」学生隊員現地レポート【タイ便り vol.5(中島悠聖さん)】

【タイ便り vol.5】

アドミニストレーション研究科博士前期課程2年

中島悠聖

任地の暮らし

 タイに到着して約9か月が経ち、日々新しい発見と学びが続いています。任地での生活は、想像していた以上に多様で刺激的なもので、毎日が探検のようです。最初に驚いたのは、タイ人の人々の「時間の流れ方」です。日本では時間に厳格な社会で育ったため、タイの人々が持つおおらかさや余裕のある時間の使い方に最初は戸惑いました。予定が急に変更されたり、遅れたりすることが頻繁にあるのですが、それがストレスにならないやさしい雰囲気があります。焦らずに流れに身を任せることで、タイならではのペースに溶け込むことができるようになりました。

 食文化も非常に魅力的です。タイ料理は日本ではあまり見かけない食材や調味料が使われていますが、最初に食べたときから相性が良いと感じています。また、食文化を通じて現地の人々と親しくなれる点も大きな魅力です。毎週市場で買い物をする際に、顔見知りの店主と簡単なタイ語で会話するようになり、その度に少しずつ距離が縮まっていくのを実感しています。

 生活環境については、最初に感じたのは自然との距離の近さです。任地の周辺は緑が豊かで、朝晩の涼しい風が心地よく、外に出るたびに新鮮な空気を感じることができます。バンコクやその他の大都市とは異なり、周囲には広大な田畑や森が広がっており、その中での生活は、自然との調和が重要なことを教えてくれます。ここでは、天気や季節に合わせた生活の工夫が必要で、湿気や高温に対応した服装や食事の調整が求められますが、今ではそれを楽しんでいます。

 また、学校での活動を通じて、現地の教育のあり方にも驚くことがありました。特に、生徒たちの自然なコミュニケーション能力の高さに感心しています。タイの生徒たちは、教師に対して尊敬の念を持ちながらも、自分の意見をしっかりと主張することが多く、教師と生徒の距離が日本に比べて非常に近いと感じています。

 この9か月間で、自分自身の考え方や価値観にも変化があります。日本では効率や結果を重視する傾向がありますが、タイでの生活では「過程」を大切にする姿勢が強く感じられます。焦らずに物事を進め、毎日を楽しむことが大切だということを、タイの人々から学んでいます。この経験を通じて、私自身の考え方がより柔軟になり、異文化に対して開かれた心を持つようになりました。これからもタイでの暮らしを楽しみながら、新しい視点で学び続け、現地の人々と共に生活していきたいと思います。

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