【タイ便り vol.6】
アドミニストレーション研究科 公共福祉分野
博士前期課程2年 門脇左和
任地に着任して11ヶ月が経ち、配属先での生活も残すところ約1ヶ月となりました。
環境の授業では、日本の公害問題の授業、新たな活動としては日本の学校で行なっている環境活動について紹介しました。自分の学生時代は外部での環境保全に特化した活動というものは少なかったように感じます。例えば、給食での残飯ゼロキャンペーンや、弁当持参は、ゴミを削減することにつながっていたり、学校の掃除は環境を整えることの大切さや、ゴミ分別への意識を育んでくれたり、学校生活の中に環境保全に繋がる行動があったのだと改めて考えるきっかけとなり、給食や掃除などを通した環境活動について紹介しました。タイの学校には食堂があり、給食のようにクラス単位で食事をするわけではありません。また日本のような生徒の掃除の時間はなく、掃除をする職員の方がいるので主にその職員が掃除をし、生徒は授業終わりに軽く床を掃いたり、ゴミ拾いをしたりします。そのため、タイ人の生徒にとって日本の給食や掃除の時間についての話は新鮮だったようで、興味を持って授業を受けてくれました。
学校で行われた会議では、学校関係者や自治体の方々の前で私の行っている環境活動について発表させていただきました。また、外部の活動で生徒たちと植林活動を行ったり、タイの企業が企画したMangrove Educationというマングローブを通した環境活動でマングローブ林の植林や海岸のゴミ拾いなどを行ったり、カンチャナブリー県のシーナカリンダムの施設で生徒の環境インフルエンサー育成講習に同行したりしました。企業や自治体と学校の連携による環境活動が多く、私自身もタイでの環境教育の仕方や具体的にどのような活動をしているのか知り、日本との違いを学ぶことができました。

〈七夕祭り足球彩票〉
? 7月7日には七夕の足球彩票が開催されました!アニメキャラクターがドレスコードでした。日本語を学ぶ生徒たちが、よさこいやソーラン節、日本舞踊を披露したり、コスプレファッションショーをしたり、私も司会として日本語で七夕の物語を朗読しました。短冊にお願い事を書いて飾ったり、足球彩票後には生徒が作ったうどんも振る舞われたりと、日本が盛りだくさんの足球彩票でした!最近は日本語の授業に行くことも増えてきているので、日本語の授業の時間をもらって、環境の授業をさせてもらう予定です!

〈ウボンラーチャターニーのキャンドルフェスティバル〉
德久隊員の任地であるイサーン(東北)地方のウボンラーチャターニー県で開催されたキャンドルフェスティバルに行きました!!作品が想像以上に大きく、彫刻が繊細ですごく綺麗でした。そして、ウボンラーチャターニー名物????????(クワイジャップ)を食べ、旧市街にも遊びに行きました!自分の任地とは雰囲気が違っていてとても楽しかったです。今年はあまり時間がなく少ししかいられなかったので、また来年もぜひ旅行に行きたいなと思います!!


〈振り返り〉
振り返ってみるとこの1年間はすごく短かったように感じます。来たばかりの時はこれからのことを想像して楽しみな気持ちもありつつ、初めての環境の中、言語もわからず不安な気持ちが大きかったのを覚えています。ボランティアに来たのに助けてもらわないといけないことばかりで申し訳なく思っている中、配属先学校の先生たちはいつも声をかけてくれ、緊張を和らげてくれました。もちろん文化の違いに戸惑うこともありましたが、私にとってその違いは新鮮で、見習いたいなと思うものが多く、たくさんの学びを得ることができました。活動時はもちろん、任地であるラヨーンの観光地に連れていってもらったり、一緒にご飯を食べにいったり、カフェに連れていってもらったり、タイで楽しい思い出がこんなにたくさんできたのは配属先の方々のおかげだと思います。タイでお世話になった配属先学校の皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。
残された時間は少ないですが、最後まで気を抜かず活動し、元気に帰国したいと思います。