国際教育交流センター(CIEE)では、2025年6月5日(木)の昼休みに、JICA海外協力隊とのコラボ企画として、“JICA協力隊の体験談Part2「マーシャル諸島共和国(大洋州)」”を開催しました。まず初めに、本学の「高度グローバル人材育成」プログラムについて遠藤特任教授より説明があり、その後、講師で国際交流コーディネーターの姫野早百合さんに、2006年度にマーシャル諸島共和国(大洋州)にて小学校教育の分野で活動された経験について話を伺いました。
マーシャル諸島の気候、経済状況、環境、世界遺産、歴史等について詳しく説明があり、配属先の小学校で使った教材についても紹介されました。また協力隊終了後、外務省で勤務された経験もお話がありました。核実験のために島民が強制的に移住させられた事や、100メートル位の船や戦車が今でも置き去りにされているという話が印象に残っています。
質疑応答の時間では、「派遣先の小学校で授業はしたのか」という質問があり、「現地の先生方とチームティーチングを行い、全体的に学校のレベルをあげる活動をした」と答えられました。学生へのアドバイスとして、自分の専門分野以外の話を積極的に聞くこと、色々な人と話をすること等を挙げられました。
足球彩票後のアンケートでは、「マーシャル諸島が地球温暖化による海面上昇の影響を受けている事や戦争に関する歴史を知ることができて勉強になった」等の感想が得られました。
