11月17日(水)、総合管理足球彩票松本ゼミ、西森ゼミの2年生(計21名)を対象とした認知症サポーター養成講座が開催されました。
当日は、認知症キャラバン?メイトとして、村上様(くまもと成仁病院)に講師としてお越しいただき、「『認知症』を理解しよう」とのタイトルで、認知症の種類、原因、症状、認知症の方と接する際の注意点および認知症予防?相談窓口などについてご講義いただきました。
また、西森ゼミ所属の3年生のうち、Orange Projectのメンバーの学生たちが、司会等のファシリテーターを務めました。
参加したゼミ生達からは以下のような感想が寄せられました。
?認知症の方と会話をする時は″3つのない″「驚かさない」「急かさない」「自尊心を傷つけない」が大切であると分かりました。
?認知症の発症のパターンは当事者自身の不安から始まることを知り、当事者の気持ちにより寄り添うことが重要だと感じた。
?何かサポートをするときにはできることはやってもらって、難しいことはサポートする形で一緒にやるといったように本人の力や意思を無視しないよう気をつけ、尊重したいです。
?認知症は、周りの人たちが認知症の方をどのような環境におくかが大切なのだと知りました。
?認知症の方にとって必要なのは薬も必要であるがそれ以上に周りの環境が必要なんだと知れてよかったです。
?『認知症の人の立場になってみる』という言葉が印象的でした。もし自分が認知症の方と接する時には、今日習った3つの基本姿勢と7つのポイントを頭に入れながら行動しようと思います。
?認知症の方をサポートする際は、相手のできることを奪わないよう配慮しなければならないと思う。また、パートナーとしてそばに立つことが相手に安心感を与えるため、正しい理解に基づいたサポートを心がけようと考えた。
?認知症の方は人よりも気づきが多かったり感情が豊かな繊細な人なのだと感じるようになりました。繊細な人だからこそ人からの言葉や態度に敏感なのだと思います。
?認知症の人と接する時に言っても分からないだろうという考えが少しあったが、今回の講座を聞き、認知症の人も言っても分かって貰えないだろうという考えがあり、そこから怒りっぽくなったり黙り込んだりするようになるということを知った。
?今回の認知症サポーター養成講座を受けて、認知症の人に対するイメージが変わりました。
講座終了後は、参加者の一人一人に認知症サポーターの証であるオレンジリングとオレンジカードが配付され、実際にリングを腕に装着して記念撮影を行いました(ガッツポーズ)。
本学は「地域に生き、世界へ伸びる」を理念としておりますが、地域に生きる私たちは(学生も含め)すでに認知症サポートのプレイヤーです。わが国の今後のさらなる高齢化にくわえ、2025年には高齢者の5人に1人が認知症になるとも言われるなか、認知症の方々とともに地域に生きる私たちが、日ごろから(力まず)自然にできるサポートについて学ぶことができた講義でした。
感染症蔓延等の状況のなか、病院にお勤めでいらっしゃるにも関わらず今回の認サポ講座の講師を快くお引き受けいただいた村上様には、心より感謝申し上げます。ゼミ生たちも感染防止に努めながら、グループワークでは楽しげに意見交換をしておりました。
本学では、いずれ世界にも伸びていく学生が育つために、いかなる状況においても学びを止めず、こうした講座などのご協力をいただきながら、実社会や地域における生活と大学における学びの接点を意識した講義を行っています。
Orange Projectについては、以下をご参照ください。
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